受講者の声

「伝える技術育成講座の効果」

IT・人事 K様

IT開発サービス会社において管理職候補者向け技術者に実施したiDen「伝える技術」育成講座の効果について、人事部長を務めるK様に感想をお聞きしました。

受講の狙い

SEを中心としたIT企業の技術職には、もの静かで自分を表現することに苦手意識を持っている人が多くいます。弊社にもそのようなタイプの社員は多いのですが、将来リーダーになっていくような社員には、ぜひとも自分自身を表現する技術を身につけてもらうとともに、人間の幅を広げてほしいと考えていました。
このセミナーであれば「伝え方の技術」を学びながら、自分の内面を深く考える機会にもなるのではないかと思い、リーダー候補の社員を選抜して受講させることを決めました。

プログラムの成果について

今回は「人前で話すのが苦手な人」と「内に秘めた『良いもの』を表に出せていない人」を選んで受講させました。特に「苦手」な人を集めたこともあり、たった6回のレッスンで、いったい彼らがどのくらい上達するのか?本当に効果があるのか?と、受講前はやや懐疑的ではありました。 しかし、受講後の成果は期待値を大きく上回るものでした!受講後に社内で成果報告会を実施したのですが、その時のパフォーマンスはまさに想像以上でした。人前で話すことを苦手にしていた人たちが、社長や役員クラスを前にして、堂々と余裕をもって話すことができるようになったのです。その姿に自信と力強さを感じ、企画責任者としてもとても嬉しく、誇らしく感じました。
受講中の様子もオブザーバーとして拝見しましたが、いろいろな課題やエクササイズを経験しながら、受講者同士の繋がりが回を増すごとに深まっていくのを感じました。苦手なものに共に立ち向かい、同じ場で思いを語り合うことで「戦友」のような絆ができたことも予想以上の効果でした。

人材の育成における「伝える技術」の価値

IT業界では技術的な研修を優先してしまいがちで、コミュニケーション・スキルに関する研修はあまり優先順位が高くなかったと思います。しかし昨今、競争の激しいIT市場においてお客様に選んでいただくためには、技術力とともに人間力を高めることも必要だと思っています。
今回の受講を通して、単に「技術を身につける」だけではなく、「自分を変えていくきっかけ」を掴むことができたのではないかと感じています。受講した一人一人が自分自身の「人間力」を見つめ直す、非常によい機会になったのだろうと思うのです。
受講後のメンバーと職場で会うと、会議の場で積極的に発言したり、全体会議の司会進行を率先して引き受けたりと、以前よりも積極性が増し「自分たちがチームをリードしていくのだ」という意識を強く感じるようになりました。 まさに、今まで発揮できていなかった部分を人前で出せるようになったことで、人間としての幅がひと回り大きくなったと感じています。 人材の育成という観点で、大変有意義なセミナーになりました。